BSデジタルの車番組

最近の若者は車に対する所有欲が薄いそうです。
70年代のスーパーカーブーム世代である40・50代、またスーパーカーを使ったCMがばんばんTVから流れていた、第2期スーパーカーブームともいえるバブル期80年代を経験した30代に比べ今の20代前半より下の世代はパソコンや携帯電話には興味があっても車には興味が無いという人が大半だそうです。
そういった世相を反映してか、地上波からはすっかり車番組が駆逐されてしまいました。
しかし車に対して強い憧れを持つ人たちは少数派とはいえ確実に存在しているのもまた事実です。
そこでBSデジタルの出番がくるわけです。
今BSデジタルで放送されている車番組(モータースポーツ系を除く)といえば、老舗のカーグラフィックTV(BS朝日)、おぎやはぎの愛車遍歴(BS日テレ)、ベストモーターTV(BS日テレ)、イギリスBBC制作のTop Gear(BSフジ)などがあります。
特筆すべきは12月、東京モーターショーの開催に合わせるかのように始まったベストモーターTVでしょうか。
車雑誌系の番組ですが、初回冒頭でMCが語っていたように日本車および外国車のスポーツカーを紹介することを通じて車の楽しさ・おもしろさを若い世代に伝えていこうというのが番組の主旨です。
先日行われたトヨタのモータースポーツ系のイベントで社長自らが発売予定の最新スポーツカーのハンドルを握り「この車で楽しんでほしい」とアピールしていましたが、各自動車会社も若者の自動車離れに危機感を感じておりそれを打破するための突破口の一つとしてスポーツカーの楽しさの提案、それを紹介する手段としての自動車番組が注目度を上げているということではないでしょうか。
とはいえどれだけの効果があるかはまだ手探り状態。
円高など厳しい経済状況にさらされている自動車業界にとって未知数なものに安易に大きな投資はできません。
そこでBSデジタルのように比較的安価なCM料金で全国放送ができるメディアに白羽の矢がたったということでしょう。